【全日本編】2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

「まだ頑張る気のようだね、翼くん」
倒れ伏す翼に声をかけたのは三杉だった。10人に立て続けに犯され、起き上がる元気もない翼に、三杉はロッカーから出して来た物を突き付ける。
「とりあえず、口封じをさせてもらうよ」
「やめろっ!」
複数で押さえ付けられた翼は猿ぐつわを噛まされた。ユニフォームシャツだけの姿で、パイプ椅子に包帯で縛られ、自由を奪われた姿勢で、ポラロイドカメラを向けられる。
「そうそう、顔と背番号が入るようにね」
「んむ~」
足を広げた卑猥な姿で、フラッシュを浴びせられ、翼はレンズを睨みつける。剥き出しの尻も、皮を剥かれたばかりのちんぽもさらけ出された姿勢で、シャッターが押された。翼はもがき、呻くが恥ずかしい写真はその間も量産されていく。
「まだしばらく色が出てこないから、それまでこれで遊ぼうね」
三杉が取り出したのは、マッサージ機だった。それを翼のちんぽに宛がうと、スイッチを入れる。強い刺激で翼の腰はビクンビクンと震えた。
「翼くん、嫌がるフリしても、もうこんなにたってるね」
「む~、う~」
翼はもがくが、マッサージ機の振動に、翼の意志を裏切って、ちんぽは屹立していく。猿ぐつわの中はヨダレだらけになる。すぐに勃起したちんぽが、早くも爆発した瞬間、閉じていた肛門から、白い残り汁が滴り落ちた。
「いやらしいね、翼くんは」
「んむ~むぐ~」
否定するように、大きく首を振る翼だったが、前と後ろからの汁が太ももを伝う様は、いやらしいという言葉そのものだった。翼の頬を、うっすらと浮かび上がったポラロイド写真で叩きながら、三杉は笑顔を向ける。
「今回は記者も同行しているからね。こんないやらしい写真が出回ったらどうなるだろうね」
静かな三杉の言葉は、翼の胸に突き刺さった。全日本のユニフォーム姿での淫猥な写真は、被写体である翼だけでなく、このチーム、ひいてはサッカー協会自体の問題になる。それは、サッカーを愛し、日本を優勝させたいと願う翼の意に反する。
力無く頭を垂れた翼に、見守るの声がかけられる。
「君の応援を、ぼくは心から感激しているんだよ」

その夜、うなだれたまま宿舎に入った翼は、案内された部屋で早速押さえ付けられた。三杉にベッドに突き飛ばされたところを、腰に跨がった新田に、ズボンを脱がされ、ブリーフを剥がれた。剥き出しにされた筋肉質の尻を割り開かれ、傷付いた肛門をえぐられる。
「うああっ!」
無理矢理指をねじ込まれ、翼は背を反らせる。
「い、いたっ」
のけ反る翼に、腰に跨がっていた新田は耳打ちする。
「翼サンよ、あんたは選手なんかじゃない、奴隷なんだってな」
胸や腹をまさぐられる感触に、翼は必死で堪える。確かに、三杉に逆らいはしなかったが、ここまでされることはない。背を起こして、新田を振り落とそうとした翼だったが、三杉は見かけ以上の力で、腰を押さえ付けて離さない。
「ぼくたちはまだだったからね」
何かを塗り込められて、内壁をこすられる。
「あううっ!」
年の割に細いちんぽを持ち手のように捻られ、排泄穴を探られる。他の者より、欲望を吐き出す為というよりは、屈辱を与えるようにほじられて、翼は呻く。
「まだすんなり入らないね。いつでも好きな時に使えるようにしないと」
「ぬ、ぬいて…っ」
深くめり込まされた指を掻き回され、翼が声をあげる。
「とりあえず、オレ使いますよ」
新田の言葉に、三杉は深く頷くと翼を押さえ付けた。新田は翼の頭をベッドに押し付けながら、ちんぽを挿入した。
「ぐぐぅ…」
体格に似合わず立派な代物を深く突き入れられ、翼は悲鳴をあげるが、その声はベッドのマットに圧殺される。激しく腰を動かされる度に、翼の粘膜が引っ張られる。
「あうっ!」
髪を掴まれ、持ち上げられた翼の口からは高い声が上がった。傷付いた局部を更に傷付けられて、激しい痛みが走る。
「なんだ、翼サン、随分カワイイ声出すんですね」
「年下に犯されて、随分嬉しそうだね」
「いたいィっあああ」
無軌道に体内を掻き回され、翼の悲鳴は大きくなる。ベッドが軋む程激しい抜き差しに、自分の身に起こったことさえぼやけてしまいそうだった。
あの写真を公表しないことと練習への参加を認める代わりに、チームの性欲処理係になること、それが三杉から提示された条件だった。
「いつでもどこでも、使ってもらえるようにする約束だったろう?」
新田が放った精を、口から垂れ流し、口元をどろどろに汚した翼を、三杉は更に責め立てる。
「口は練習するとして、お尻を少し広げないとね」
「な、何を言って…」
三杉が取り出したのは、応援用のメガホンだった。口に当てる部分を切り取り、細くしたメガホンをまだぬめる尻にめり込ませた。
「あぐっ!ぬ、ぬいてええ!」
引き締まった尻に不釣り合いな大きさのメガホンが、翼の肛門に突き刺さった。
「中までよく見えるよ」
ぐりぐりと回転させて深く嵌められていくメガホンに、翼が苦しそうにシーツを掴む。強靭な上、痛みにも強い翼であるが、それでも耐え難い痛みである。
「大丈夫、すぐ慣れるよ」
三杉は接着力の強いテープで、翼の股間を包む。簡単には外せないメガホンのせいで、翼は身動きもままならない。
「明日の朝には抜いてあげるよ」

翌日の練習から、翼が参加することは決まっていた。だが、輪姦された上に、痛む尻に一晩中メガホンを入れられた翼の消耗は著しかった。
翼は結局一睡もできないまま、朝を迎えた。朝一番に部屋に来た三杉はその拘束を解いてはくれたものの、同室の者達が見守る中、粘着テープを一気に剥がされるのは、あまり気分のよいものではない。その上ビリビリという音と共に、テープがめくられた瞬間、飛び上がりそうな激痛が走り、翼の目には涙がにじんだ。薄目に生えていた陰毛を抜かれただけでなく、昨日の刺激で痛みの残るちんぽも無事では済まない。
「あがああっ!いたたたた」
翼は股間を押さえてうずくまった。立っていることもできずにいる翼の両脇を抱え、三杉が立ち上がらせる。
「翼くん、ぐずぐずしている暇はないよ。朝食の時間だよ」

ロッカールームで着替えようとした翼だったが、低い声が呟く。翼が振り向くまでもなく、黒く日焼けした腕が翼の肩を掴んだ。
「翼、良いところで会ったな。やらせろよ」
「いたっ」
立ったまま冷たいロッカーに肩を押し付けられ、翼は小さく声を上げた。そんなささやかな抗議に取り合うこともなく、日向は翼の左足を持ち上げた。
「あうっ!!」
まだ痛む穴を広げる行為に、翼の声が高くなる。だが、少年らしさを残す翼の悲鳴は相手の執心を駆り立てる効果しか持たない。
せわしくトレパンをずらし、指で探られる。
「おっ、随分広がってんな」
そのまま、怒張を押し込まれる。チームの中でも際立って乱暴な日向に、翼の声は悲痛を増す。
「ああああっ」
「昨日はキツキツだったが、これならそのまま使えるな」
「うはあっうああっ」
眠ることもできないまま、責められる翼の精神力は摩耗していた。何故自分が連日犯されなければならないのか、翼には理解出来なかった。
「もっと腰使え」
「いたいいいっ!」
日向が腰を揺する度に、ガシガシと体ごとロッカーに打ち付けられる。
「いいぜ、翼ぁ」
「あああっ」
ユニフォームのまま、理不尽な目に合わされているというのに、翼のちんぽは過敏な反応を示している。
「よしっ出すぞっ」
勢いのある噴射を腹にかけられ、翼は顔を背けた。これから練習に出るというのに。日向が体を離した途端、翼の体は床に崩れ落ちていく。
「大丈夫タイ?」
その翼を抱き起こしたのは次藤だった。次藤はそのまま翼を抱き上げ、自分の剛直をめり込ませる。
「うぎゃああっ」
翼が悲痛な声をあげるのも無理はない。次藤の超巨根は翼の足くらいの太さを誇る。一晩かけて拡張されたとはいえ、昨日初めて犯された翼が受け入れるには、大き過ぎる。
「やっと先っぽが入ったタイ」
「ぬ…ぬい…」
肛門が破壊される激痛に、翼は声を出すことすら叶わない。内臓の肉をえぐられ、自分自身を真っ二つに裂かれる恐怖に怯える翼を、次藤は更に持ち上げた。貫いたまま持ち上げられ、体ごと上下動させられる。その度に脳天まで響くような痛みが、尻に当たる。
「わいのは太過ぎて、ここまで出来るのは初めてタイ」
深々と挿入された翼の腹は膨れ上がり、ユニフォーム越しにも、次藤の異形を浮かばせる。
「気持ち良かタイ」
「ひぎゃああっ」
嬉々と腰を動かす次藤とは逆に、翼は既に顔色すらない。痛みのあまり血の気すら引いた状態で、翼は解放された。大量の精液をかけられたサポーターもパンツも、それを拭いたシャツさえどろどろで、とてもグラウンドに立てる状態ではない。
「さあ、立ちたまえ」
ビシャっとバケツの水をかけられ、翼は意識を取り戻した。まだよく分からないまま、グラウンドに出される。

「翼、待っていたぜ。…どうしたんだ、翼?」
石崎が尋ねるのも無理はない。水をかけられたユニフォームはすっかり透け、使い物にならないサポーターを脱がされた分、全身がすっかり透けてしまっている。まだ興奮の醒めないちんぽも、筋肉で抜群の張りの尻もうっすらと姿を見せていた。
「翼、便所について来てくれへんか」
強要の色を隠しもしない早田に、翼は仕方なく従った。普段ならば連れションをからかうであろう者達の制止もない。
「そんなすけすけで出て来られたらなあ」
トイレに入るなり、まだ湿っているユニフォームの上からちんぽを握られ、翼は悶絶した。
「責任とってもらおか」
すぐに、尻の方に手をかけようとする早田に、翼は必死で抵抗した。次藤に痛めつけられた尻穴はまだ激しい痛みで疼いている。
「じゃあ、口と手ェでしてもらおか」
苛酷な要求だが、従うしかない。翼は導かれるまま、個室に入り、洋式トイレの便座に座った。
「早よせえや」
黒ずんだ物で頬を叩かれ、翼は嫌々触れた。
「もっと強くや」
まだ幼さを残した手が、遠慮がちに触れているのを、無理に引っ張って、早田は翼に自身を握らせた。
「何や、翼また勃ってるで」
「うぐうっ」
ぐりぐりと拳でちんぽを擦られ、翼は低く唸った。確かに、他人のものを手淫させられているだけなのに、翼のちんぽは徐々に大きさを増している。
「何や、こんなんが好きなんか?」
便座に座る為に開いている足を、更に開かれる。
「自分の手ぇ、全然やな。ほら、早よ口開け」
開けた口に、ちんぽをくわえさせられる。放尿する時のように、洋式便所に腰を突き出す早田の前に、口を開け見上げている自分の滑稽さに、翼は顔をしかめた。その間も、早田のちんぽは口の中に入って来る。言われる通り、しょっぱい先走りを啜っても、まだ解放されない。
「もっと舌使うて舐めろや」
ぐいぐいと深く侵略される。吐き気と戦い、咳込みそうになりながら、翼は義務的に舌を動かした。
「ええで。おら、出すしな」
「うえっっ」
喉奥に逆流してくる濃い苦液に、翼が噎せる。口の中を汚しただけでなく、呼吸をも困難にする勢いに、翼の目には涙がにじんだ。そのドアの向こうには更なる人数が待ち構えていることを、翼は知らずにいた。

(2・完)

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